99/ 8/17 Tue開設
| 長尾中学校区にあり、こんもりとしたクスノキの大木に囲まれた中筋六丁目の八王子神社。阪神・淡路大震災で被害にあったため、本殿と拝殿の周りを囲んでいた石の塀と台座だけになっている。 | |
| ここには、鎌倉時代の一二九〇年(正応三年)に子供が両親のためにつくった流紋岩の板碑がある。年代が記されている石造品の中では市内最古のものとされている。(八王子会註:昭和45年11月3日宝塚市指定文化財) | |
| このあたりの石造美術品には中山産出の花崗岩(かこうがん)材を用いるものが多いが、宝塚北部にある波豆(はず)産の流紋岩を用いたものは珍しく貴重な遺品である。 | |
| 地震で鳥居は無事だったが灯篭(とうろう)は倒れたらしく、一部分が新しくなっていた。 | |
| 本殿にまつられていた”蛭子命”の御神体は、被害の少なかった小さな社のような建物に祭ってある。 | |
| 神社を支えている人達の間で、再建の話がでているが、八王子神社よりも先に、同地区にある妙玄寺を再建するので、神社の再建は当分先になりそうだ。本殿と拝殿がなくなっても、その人達は毎朝順番を決めて、境内を掃き清めているので、いつもきれいだ。 | |
| また、大みそかから元旦にかけてと、一月十五日、節分の三回のどんど祭り、春、夏、秋祭りなどの行事をこれまでのように行なっている。特に秋祭りには、百年以上も前から使われている「だんじり」がでる。 | |
| 立派なクスノキやケヤキに囲まれた神社なので、できるだけ早く再建できたらいいと思う。 丸山玲 |