Sun.Jul.17,2002開設
| 阪神・淡路大震災で拝殿などが全半壊し、このほど再建工事を終えた宝塚市中筋6の八王子神社(金岡俊彰・代表宮司)で13日、夏祭りが開かれた。15日の完成式の前夜祭として同神社の氏子らが企画。地域の子どもら約350人が集まり、真新しい拝殿の前に並ぶ露店めぐりなどを楽しんだ。 | |
| 同神社は一九九五年一月の震災で、拝殿が倒壊し、ご神体の「蛭(ひる)子(こ)命(みこと)大神」をまつる本殿も半壊。地元の同市中筋南地区は、約九割の建物が全半壊し、二人が亡くなるなど大きな被害に見舞われた。 | |
| その後、ご神体は拝殿に隣接する“仮本殿”の「小宮」に移設。住民らの自宅の復興が進んだ二〇〇〇年二月、氏子らが「同神社再建委員会」を立ち上げ、寄付を募るなど再建準備を進めた。昨年秋に着工し、今年六月末に拝殿が完成、本殿も修復を終えた。 | |
| 総工費約一億円をかけた拝殿は、しっくいの壁が周囲の雑木林に映え、震災前と同じひのき造り。この日の祭りでは、境内に綿菓子などの露店が並び、子どもらでにぎわった。同委員会の今里忠夫委員長(71)は「神社は地域の人々の精神的な支え。ようやく再建できてうれしい」と感激した様子で語っていた。 |